AIエージェントニュース
EN
一覧に戻る
Gemini新機能

Gemini Deep Think — 深層思考モードで複雑な問題を解く

GoogleのGemini Deep Thinkは、複雑な問題に対して段階的思考プロセスを実行する深層思考モード。数学・論理・科学の難問においてo3クラスの性能を発揮する。

2026-09-06約 2 分で読める元記事を読む
GeminiDeep Think思考モード推論o3

Gemini Deep Think とは

「Gemini Deep Think」は、Googleが提供する高度な推論モードで、回答を即座に生成するのではなく、複数の思考ステップを経てから最終回答を出力する設計になっている。特に数学の証明・論理パズル・科学的仮説検証など、単純な知識想起では解けない問題で力を発揮する。

動作の仕組み

Chain-of-Thought 推論の拡張

通常のChain-of-Thought(CoT)推論を大幅に拡張し、複数の解法候補を並列探索した後、最も論理的に整合した回答を選択する。内部的には「思考トークン」と呼ばれる中間表現を生成し、最終出力には含めないことで応答品質を高めている。

Self-Verification

生成した回答を別の内部エージェントが検証するセルフ検証ループを持つ。矛盾や計算ミスを自動検出し、再思考を実行する仕組みで、特に数式・コード・論理証明の正確性が向上している。

対応モデル

Deep ThinkモードはGemini 3.1 Proおよびそれ以降のモデルでサポートされる。APIでは thinking_config パラメータで有効化できる。

import google.generativeai as genai

model = genai.GenerativeModel("gemini-3.1-pro")
response = model.generate_content(
    "フェルマーの最終定理の証明の概要を説明してください。",
    generation_config=genai.GenerationConfig(
        thinking_config={"thinking_budget": 8000}
    )
)
print(response.text)

性能比較

ベンチマークDeep Think通常モード
MATH(難問)94.2%88.1%
ARC-AGI78.5%61.3%
GPQA(博士級)82.7%72.4%

まとめ

Gemini Deep Thinkは、AIが「考える」という行為を拡張する重要な機能だ。速度よりも正確性が求められる研究・教育・法律・医療分野での活用が特に期待される。thinking_budget を調整することで応答速度とコストのバランスを柔軟にコントロールできる点も実用的だ。


関連記事

SiriのAIを自分で選べる時…・GoogleドキュメントでAs…など、関連する記事もあわせてご覧ください。

Gemini の関連記事

Gemini価格改定2026-10-02

Geminiは無料で十分?月725円・2,900円・14,500円の4プランの違いと選び方

Geminiの料金は無料・Google AI Plus(月725円)・AI Pro(月2,900円)・AI Ultra(月14,500円〜)の4段階。2026年10月時点の料金、ストレージ容量、使える回数の違いを整理し、「写真の保存先に困っている人」「仕事で毎日使う人」など、タイプ別にどのプランを選べばいいかをわかりやすく解説します。

続きを読む
Geminiその他2026-10-02

Geminiの使い方完全ガイド【2026年版】無料で今日から始める5ステップ

「Geminiって気になるけど、何から始めればいいの?」という初心者向けに、Googleアカウントだけで無料で始める方法を解説。スマホとパソコンでの基本操作、カメラで見せて質問する方法、毎日の暮らしや仕事で役立つ使い方、有料プランとの違いまで2026年10月時点の情報でまとめました。

続きを読む
Geminiモデル更新2026-10-02

Googleの最強AI「Gemini 4 Argon」発表——まだ使えない理由と、使えるようになる順番

Googleが2026年9月30日に新しい最上位AI「Gemini 4 Argon」を発表。18項目の性能テストのうち12項目で1位を取り、ChatGPTやClaudeの最新版を上回りました。ただし今はセキュリティ専門家だけに先行公開中。一般の人が使えるまでの流れと、何が便利になるのかをわかりやすく解説します。

続きを読む