ChatGPTで育てた「自分専用AI」が12月11日に終了——今すぐやるべき3つのこと
OpenAIが2026年9月11日に発表。ChatGPTで自作した「カスタムGPT」が12月11日にすべて動かなくなります。影響を受ける人は今すぐ保存・移行の準備を。何が変わるのか、何をすべきかをわかりやすく解説します。
ChatGPT に「専用のアシスタント」を作ったことはありますか。
法律の質問に特化したAI、自社の商品知識を覚えたAI、毎朝ニュースをまとめてくれるAI——ChatGPT には「カスタムGPT」という、自分だけの専用AIを作る機能がありました。
その機能が 2026年12月11日に終了します。OpenAI が9月11日に発表しました。使っていた人は、今すぐ準備が必要です。
これは何?
「カスタムGPT(Custom GPT)」とは、ChatGPT に独自の設定を加えた「自分専用のAI」のことです。
たとえばこんな使い方ができました:
- 「うちの会社のルールをすべて覚えた社内向けAI」
- 「英語に弱いスタッフでも使えるよう日本語で答えてくれるAI」
- 「毎回同じ指示を入力しなくて済む、定型作業専用のAI」
2023年11月に登場し、世界中で 300万以上 のカスタムGPTが作られました。指示書きや参考ファイルを渡すだけで、誰でも簡単に作れるのが人気の理由でした。
何が変わったのか
2026年9月11日、OpenAI はカスタムGPT を廃止してより新しい仕組みに移行すると発表しました。
重要な日程はこちらです:
| 日付 | 内容 |
|---|---|
| 2026年9月11日 | 廃止の正式発表 |
| 2026年9月22日 | 移行ツール(企業向け)の提供開始 |
| 2026年12月11日 | 全プランでカスタムGPTが動かなくなる |
12月11日を過ぎると、自分が作ったカスタムGPTも、他の人が公開したカスタムGPTも、一切使えなくなります。
12月11日以降、これまで便利に使ってきたカスタムGPTにアクセスしようとすると「利用できません」と表示されます。事前に内容を保存していないと、設定した指示や参考ファイルはそのまま消えます。
なぜ廃止するの?
カスタムGPTの後継として、OpenAI は「プラグイン(Plugins)」という新しい仕組みを用意しています。プラグインはカスタムGPTより外部サービスとの連携が強化されており、指示・参考ファイル・外部ツールを一つにまとめられます。OpenAI は「より柔軟で強力な仕組みに進化させるため」と説明しています。
ただし、カスタムGPTをプラグインへ自動で変換することはできません。手動での移行作業が必要になります。
今すぐやるべき3つのこと
「まだ時間があるから後で考えよう」と思っているうちに12月11日を迎え、大切な設定や指示書きがすべて消えてしまう。
今から3つのことをやっておけば、これまでの作業を無駄にせずプラグインへの移行をスムーズに進められる。
やること①:自分が使っているカスタムGPTをリストアップする
ChatGPT を開き、左側のサイドバーまたは「GPTを探す」から自分が作成・使用しているカスタムGPTを確認してください。「誰が作ったか」「どんな場面で使っていたか」をメモしておくと移行がスムーズです。
やること②:指示内容とファイルをすべて保存する
各カスタムGPTの「設定を編集」画面を開き、以下の内容をコピーして手元に保存してください:
- システムプロンプト(指示書き): どんな役割を持たせていたか
- ナレッジファイル: 参考資料として読み込ませていたPDF・テキスト
- よく使っていたプロンプト例: 使い方のパターン
外部のウェブサービスや会社システムと連携させていた「カスタムアクション」は、プラグインへ自動で引き継がれません。外部連携を使っていた人は、プラグイン側で1から設定し直す必要があります。
やること③:移行ツールを使ってプラグインに変換する
企業向け(Enterprise)プランでは 9月22日 から移行ツールが利用できるようになります。個人向け(Free・Plus・Pro)も同様の移行手順が順次提供される予定です。
移行ツールが使えるようになったら:
- ChatGPT の「GPT一覧」から移行したいGPTを選ぶ
- 「プラグインに移行する」ボタンをクリック
- 指示内容・ファイルが引き継がれたか確認する
- カスタムアクション(外部連携)を再設定する
移行後も、元のカスタムGPTは 12月11日まで読み取り専用で確認できます。急いで移行する必要はありませんが、早めに動いた方が安心です。
誰が影響を受けるの?
- ✓他の人が公開したカスタムGPTを使っていた場合は影響あり
- ✓自作のカスタムGPTは作れないため自分の設定の消失はなし
- ✓12月以降は利用していたGPTが使えなくなる
- ✓自分でカスタムGPTを作れたため最も影響が大きい
- ✓今すぐ指示内容の保存を
- ✓移行ツールでプラグインへの変換が必要
- ✓9月22日から移行ツールが提供される
- ✓管理者(Admin)宛に詳細案内が届いている
- ✓組織のGPT一覧を確認して計画的に移行
自分がカスタムGPTを使っていたかどうかわからない場合は、ChatGPT を開いて左メニュー「GPTを探す」→「自分のGPT」を確認してみてください。何も表示されなければ、自分では作っておらず指示の保存は不要です。
まとめ
ChatGPT の自分専用AI機能「カスタムGPT」は、2026年12月11日にすべて使えなくなります。
今から動くべき3ステップはこれです:
- 使っているカスタムGPTの一覧を確認する
- 指示内容・参考ファイルをパソコンに保存する
- 移行ツールが使えるようになったらプラグインへ変換する
後継の「プラグイン」はより機能が豊富になるため、移行が完了すれば引き続き便利に使えます。まずは「自分はどんなカスタムGPTを使っていたか」を今日中に確認するところから始めてみてください。
カスタムGPT廃止・移行についてのOpenAI公式FAQ(英語)
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