Copilot と Gemini、仕事で使うならどっち?Office派・Google派別に比較
Copilot Gemini 比較で迷う人へ。仕事でWord・Excel・Teamsを使う人はMicrosoft 365 Copilot、Gmail・ドキュメント・Meetを使う人はGemini(Google Workspace)が向いています。2026年10月時点の円建て料金と得意分野を、Office派・Google派別に整理しました。
「会社でAIを入れるなら、Copilot と Gemini のどっちがいいの?」 そんな相談を受けることが増えました。 結論から言うと、ふだん使っている仕事道具で決まります。 この記事では料金と得意分野を、Office派・Google派に分けて整理します。
これは何?
一言で言うと、どちらも「いつもの仕事アプリの中に住んでいるAI秘書」です。
Microsoft 365 Copilot は、Word・Excel・PowerPoint・Outlook・Teams の中で動きます。 Gemini(Google Workspace版) は、Gmail・ドキュメント・スプレッドシート・Meet の中で動きます。 別のサイトを開かず、作業中の画面の横でAIに頼めるのが共通の強みです。
何が変わったのか
2026年は、両社とも料金の仕組みが大きく変わりました。
Google は2025年3月から、Gemini を Workspace の全ビジネスプランに標準で含めました。 Business Standard は月1,600円(年契約・1人あたり)で、AI代は追加でかかりません。 だから「AIのために別料金を払う」という稟議が不要になりました。
Microsoft は2025年12月に、300人以下の会社向けの「Microsoft 365 Copilot Business」を出しました。 日本では月3,305円(年契約の月払い・1人あたり)です。 さらに2026年7月1日に法人向け Microsoft 365 が値上げされました。 Business Standard は月1,462円から1,698円になっています。 その代わり、簡易版の「Copilot Chat」が標準で使えるようになりました。
Google は「AI込みで月1,600円〜」、Microsoft は「Office 本体(月1,698円〜)+Copilot(月3,305円)」が基本の考え方です。フル機能のAIを使うと、1人あたりの月額はおよそ3,000円の差になります。
実際にどう使える?
場面1:月曜朝の会議(Teams派)
Teams の会議が終わると、Copilot が要点と「誰が何をやるか」をまとめてくれます。 遅れて参加した人が「ここまでの話を教えて」と聞くこともできます。 議事録係を決める必要がなくなります。
場面2:見積もりの集計(Excel派)
Excel の「エージェントモード(AIが手順を考えて自動で作業する機能)」が2026年4月に一般公開されました。 「月別の売上グラフと前年比の表を作って」と頼むと、表とグラフができあがります。 関数を調べる時間が丸ごと消えます。
場面3:メールの山(Gmail派)
Gmail の横にある Gemini のパネルで「今週の取引先とのやりとりを要約して」と頼めます。 返信の下書きも「丁寧に断る文面で」と伝えれば作ってくれます。 Meet でも会議メモを自動で残せます。
会議のメモを手で取り、Excelで数字を集計し、メールを1通ずつ読んで返信。 月曜の午前中が、これだけで終わってしまうこともありました。
会議の要点はAIが自動でまとめ、集計表は一言で完成。 メールは要約を読んで、AIが作った下書きを直すだけ。空いた時間を本来の仕事に回せます。
AIの賢さそのものより、「自分の会社のファイルやメールがどちらに置いてあるか」が使いやすさを決めます。データがある側のAIを選ぶのが近道です。
気になる費用は?
まずは法人向け(1人あたり・年契約の月額)の比較です。
- ✓Gemini が標準で使える
- ✓Gmail・ドキュメント・スプレッドシート・Meet
- ✓2TBの保存容量
- ✓Word・Excel・PowerPoint・Teams
- ✓簡易版のCopilot Chatが付属
- ✓2026年7月に値上げ
- ✓Officeアプリ内でフル機能のCopilot
- ✓社内のメールや資料を横断して回答
- ✓300人以下の会社向け
個人で使う場合はこうなります。
| プラン | 料金 | 中身 |
|---|---|---|
| Microsoft 365 Personal | 年21,300円(月2,130円) | Office+Copilot(利用回数に上限あり) |
| Microsoft 365 Premium | 年32,000円(月3,200円) | Office+上位のCopilot |
| Google AI Plus | 月725円 | Gemini の制限緩和+400GB |
| Google AI Pro | 月2,900円 | Gmail・ドキュメント内のGemini+2TB |
Microsoft の大企業向け Copilot は月30ドル(約4,500円)で、別途 E3 などの契約が必要です。Business Starter(月800円)のように、Gemini の機能が一部に限られるプランもあります。
Copilot の無料版でどこまでできるかは「Copilot無料版の使い方とChatGPTとの違い」で解説しています。まず無料で試してから決めるのがおすすめです。
まとめ
Excel・Teams・Outlook が仕事の中心なら Copilot、Gmail・ドキュメント・Meet が中心なら Gemini を選びましょう。 費用を抑えたい小さな会社や個人事業主には、AI込みで月1,600円の Google Workspace が手軽です。 Excel の複雑な集計や Teams 会議が多い会社なら、Copilot の追加費用に見合う効果があります。 Gemini の業務活用は「Geminiが7つの仕事ツールと連携」も参考にしてください。
- Microsoft 365 Copilot 公式: https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/copilot
- Google Workspace 公式: https://workspace.google.com/intl/ja/pricing
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